黄金色の蛇は謎を招く (あきみれい ジャイブ・カラフル文庫)読みました。
「しかしジャイブ・カラフル文庫」ものすごくイラスト重視の文庫レーベルだと思います。
あらすじは考古学者の父親から「エジプトで出土した(といわれる)黄金の蛇のブレスレット」を誕生日プレゼントにもらった主人公の中学生の少年・裕太が、その腕輪に宿っていた少年の魂と感応して、ちょっと霊能力者のようになってしまう。その能力を使って、学校に起こる事件を解決していく、というものです。
このカラフル文庫がいわゆる「ライトノベル」系と言われる文庫レーベル(電撃とか)と一線を画するところは
「大人が、ちゃんと大人として書かれている所」ではないかと考えます。
確かに、自立できていない大人や結果としてこどもを巻き込んでしまう大人、が出てはくるのですがおおむね、親は教師はその他の「主人公よりも年上の登場人物は」こどもを守り、物語は展開していきます。
この物語にも「生徒に八つ当たりをする先生」や「離婚した母親」(第一主人公の父親も家にはいない)は出てきますが、そのどれもが物語を進める上での役回りであるだけであって、本質的なところではこどもを傷つけてはいない。
そこが読んでいて安心できる点です。
(感想とは少しずれますが)
こういうことを考えると、「ヤングアダルト」という呼び方が敬遠されるようになったのは、まあその語感がわかりにくかったのもありますが、「ヤングアダルト小説に出てくるのは『アダルトチルドレン』
と呼称される『年齢は大人』になっている人を扱った小説」だという認識が出てきてしまったからだと思っています。
(赤木かん子さんなんか、そう言い切っていた時期もありますし)
この話はまた折について書いていくかと。(自分の考えの整理にもなりますし)
「ヤングアダルト」サービスについても、もう少しきちんと自分のスタンスを打ち出していきたいなあとも思ってますし。
(…司書になって10年以上にもなると、こういうことを考えるようになるのね…自分でもびっくりだ)
とりあえず、定型的な部分もありますが、それはそれとして、面白い話だったのでした。
これで終了だとしたらあまりにもあまり中途半端なので、是非続きが出て欲しいものです。
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