2005.02.16

私が最も好むタイプ

「先輩とぼく」4巻(沖田雅 電撃文庫)読みました。

夏休みの肝試しに、夏祭りに、海水浴に…とイベントてんこ盛りの一冊です。

私が最も好むタイプのライトノベルとはこういうのですね~。

まず男女入れ替わりコメディ、という王道からしてツボなのですが…
基本がラブコメで、主役カップルがラブラブで、お友達がいっぱい出てきて、基本は学校内で起こる出来事で、時々
ホロリとさせたりなんかして。
キャラがなんのかんの言って、みんな善人なところも高ポイント!

電撃文庫はどことなく「痛々しい」話が多いように思うので、こういった(良い意味で)可もなく不可もなくのほほんと話が進んでいく、というのはポイント高いんじゃないかな、と思います。

やはり本来10代の子達をターゲットにしたものは舞台が学園じゃないと。

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2005.01.24

黄金色の蛇は謎を招く

黄金色の蛇は謎を招く (あきみれい ジャイブ・カラフル文庫)読みました。

「しかしジャイブ・カラフル文庫」ものすごくイラスト重視の文庫レーベルだと思います。

あらすじは考古学者の父親から「エジプトで出土した(といわれる)黄金の蛇のブレスレット」を誕生日プレゼントにもらった主人公の中学生の少年・裕太が、その腕輪に宿っていた少年の魂と感応して、ちょっと霊能力者のようになってしまう。その能力を使って、学校に起こる事件を解決していく、というものです。

このカラフル文庫がいわゆる「ライトノベル」系と言われる文庫レーベル(電撃とか)と一線を画するところは
「大人が、ちゃんと大人として書かれている所」ではないかと考えます。
確かに、自立できていない大人や結果としてこどもを巻き込んでしまう大人、が出てはくるのですがおおむね、親は教師はその他の「主人公よりも年上の登場人物は」こどもを守り、物語は展開していきます。

この物語にも「生徒に八つ当たりをする先生」や「離婚した母親」(第一主人公の父親も家にはいない)は出てきますが、そのどれもが物語を進める上での役回りであるだけであって、本質的なところではこどもを傷つけてはいない。
そこが読んでいて安心できる点です。

(感想とは少しずれますが)
こういうことを考えると、「ヤングアダルト」という呼び方が敬遠されるようになったのは、まあその語感がわかりにくかったのもありますが、「ヤングアダルト小説に出てくるのは『アダルトチルドレン』
と呼称される『年齢は大人』になっている人を扱った小説」だという認識が出てきてしまったからだと思っています。
(赤木かん子さんなんか、そう言い切っていた時期もありますし)

この話はまた折について書いていくかと。(自分の考えの整理にもなりますし)
「ヤングアダルト」サービスについても、もう少しきちんと自分のスタンスを打ち出していきたいなあとも思ってますし。
(…司書になって10年以上にもなると、こういうことを考えるようになるのね…自分でもびっくりだ)

とりあえず、定型的な部分もありますが、それはそれとして、面白い話だったのでした。
これで終了だとしたらあまりにもあまり中途半端なので、是非続きが出て欲しいものです。

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2005.01.21

時空ハンターYUKI

時空ハンターYUKI (あさのあつこ ジャイブ)を読みました。
『ヒント?!』連載時から楽しみに読んでいまして、こうして一冊にまとまると読みやすくて嬉しいですな。
以前からそうではあったのですが、児童書の中でも退魔師モノというのはひとつのジャンルとして定着しつつあるのですが…。

この話の内容を簡単に説明すると。(ネタばれは極力避けたんだけど…大丈夫かしら?気にする人は飛ばしてください)
二卵性双生児の結祈(ゆき・姉)神楽(弟)、積極的でしっかり者の弟と
おとなしい姉の仲良しだったが、ある日ユキは家に代々伝わる『星の娘』としての能力に目覚め、闇の力と対峙する
ようになる。そのことを知っているのは同じく能力者の祖母と白猫(少女の魂が宿っている)だけ。
しかし、ユキはその能力に悩み、大切な弟にも相談できずに悩む…

大筋はこんな感じで、非常になじみ深い設定にお話なのでとてもすんなり読みました。

「そういえば『ライトノベル読本』(日経BP)では『カラフル文庫』がライトノベルレーベルとして記事になっていたな」とか。
「双子設定に『萌え』」「猫少女に『萌え』」るのが正しいのかしら…とか、を考えてしまいました。

児童書、ですからターゲットは9歳~12歳くらいだと思うんです。
「あさのあつこ、だから読む子」(『バッテリー』と思って読むとかなり違うんだけど。『バッテリー』はスタンドアローンな存在ですし。)
「新書サイズの文庫(児童書でいう「文庫」は新書サイズ)が好きな子」
「こういう感じの『ファンタジー系』が好きな子」がターゲット。
こういう子達は、しゃっかりきに指導しなくても(してないけど)どんどん好きなものを読んでってくれるのです。
#中学生はイラストで読んでくれると思います。

「今の子供たちはゲーム世代ですから、こういう話が」とか考えているんじゃないかと推測されますが、
「読書好き」のこどもを増やしたいのか、それとも
「オタク因子のあぶり出し」にしたいのか…なんて勘繰ってしまいますねえ。

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2005.01.18

うさ恋。 1

うさ恋。 1 女なんか、嫌いだ~っ! (野村 美月 エンターブレインファミ通文庫)読みました。

本来の読者層を考えると正解なんでしょう。とても可愛らしい内容に仕上がっていました。
うさ耳の美少女お姫様が、ぶっきらぼうな主人公の男の子の動物を拾った時のやさしさ(拾われたのは
ウサギ化していた自分)に一目ぼれ、そのまま押しかけ女房となるも、ちっともウサギの時のようには
やさしくしてくれなくて、そうこうしているうちに姫(自分)をねらう魔の手が…。
「ほうっとけるかよ!」と助けに行く主人公。はたして姫は無事か!二人の恋の行方は?

と、まあおそらく「お約束」の範疇で考えられることのほとんどを詰め込んだかのようなキャラクターとお話は
そこそこ好感を持てるのですが…いや、もう、リアルな中学生の感覚はあまり残ってはいないので

「面白い話」よりも「なんか、おい、恥ずかしいなあ」という感想のほうがはるかに上。

かといって、こういう男子キャラ(ぶっきらぼうな口が悪い照れ屋で実は優しい)は『藤臣くん』の洗礼を
受けた物としては「なぜ、キャラ紹介だけではこんなに似通っているのに、まったく別物なのだろう」と感じて
なりません。
かような「ドタバタ系のやんちゃキャラ」はどこが発生源なんでしょうかねえ?

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2005.01.13

「天国に一番近い島」志望

ミナミノミナミノ(秋山瑞人 電撃文庫)を読みました。

「南の島」が舞台のストーリー。
多くの方が言われているのでしょうが
「…続くのか…」というのが一番の感想。というよりも
「続き早く…出ないんだろうな、きっと」というほうが強い気持ちかな?

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