ピンクの背表紙
たまに聞かれる、この手の質問。
「○○歳向けの本って、無いですか?」
…正直な話
「私は、そのお子さん知らないですから」と心の中で思っていても口には出せませんから、まあ司書としては(はずれの無い)名作をすすめるわけです。
「うちの子10歳なんですけど、『ゾロリ』ばっかりで、他のも読んで欲しいんですけど」
なんて聞かれるんですけど、そのときは子どもさんの性別を聞くことにしています。で、男子だったら冒険物。女子だったらファンタジーとか…無難でしょ?
…正直な話、そのくらい(10歳くらい)のお嬢さんたちが好きなのは
「講談社X文庫」だったり、します。
最近の児童書は、どうもファンタジー色が強くてついていけない子、というのもいます。
『ゾロリ』を卒業したら次は何?という段階の子たちはたくさんいます。
女子の方が卒業は早いので、なんとか次のステップに移っていかないと、そのまま読書しなくなってしまったりするので…せっかくゾロリで「本って楽しい!」をつかんでくれているので…そのまま図書室・本屋通いを進めて欲しい、となるといきなり重松清やあさのあつこ、というのもついていけない子もいるし…。
(「イタイー」といいながら彼女達は読む。カウンターで「イタイ話、ない?」って聞いてくる子もいるくらいに需要はあるのですが)
そういう子たちのフォロー材として、講談社X文庫は最適でした。
(男子は高学年になってもゾロリを読んでいる子結構いて、次に進むのはジャンプじゃないかな?)
今月の配本で、X文庫としての刊行が最後になります。
確かにライトノベルの時流には合わなかったかもしれない。図書館での貸出が(この場合は)売り上げに影響したかもしれない。
でも、確かに、X文庫が果たした役割は大きい、と感じています。
小学校高学年の女子の「癒し」だったと思いますね。
今後、講談社青い鳥文庫に引き継がれていくのだとは思いますが…やはり「イタイ話」とかじゃなくて、「ラブラブコメしい話」を求める子はいるので、是非、もっと出版していって欲しいな、と思います。
秋野ひとみや風見潤あたりを是非、講談社青い鳥文庫でも!
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